2019.4.15

【2019年4月号(抜粋)】2月22日(金)に都立高校の一般入試が行われました

募集人数は普通科22075名,コース・単位制高校2562名,専門学科5212名,総合学科1668名,定時制2112名の合計33629名であったのに対し,受検人数が普通科31020名(1.41倍),コース・単位制3381名(1.32倍),専門学科5446名(1.04倍),総合学科1843名(1.10倍),定時制2236名(1.06倍)という状況でした。中には受検倍率が2倍を超える学校もあり,上位行については例年のことながら難しい受検となっているように思います。

ところが昨年から,3次募集まで実施する学校が目立つようになりました。これは都独自の施策である俗称「私立高校無償化」の政策があるのではないかと思います。年収の目安こそありますが,私立高校に通っても,その授業料のほとんどを国の就学支援金と都の授業料軽減助成金でまかなうことができ,授業料以外に利用することのできる就学給付金や無利子貸付である育英資金などが充実したことによって,私立を選択肢に入れるご家庭が確実に増えました。この点については都立高校の校長先生方も苦言を呈しています。

ちなみに今年は日比谷高校が5名の2次募集を行ったことも話題になりましたが,これは私立等に流れる受験生数の読みを間違えたためのものであり,たった5名の募集に対して受検者数は163名(合格者数8名)と,人気の高さがうかがえます。

みなさんの学校選択においても,都立・私立の別に関しては十分に議論を尽くしていただきたいと思います。将来の目標,進みたい大学,今後の方向性などによってどの学校がよいのかは異なってきます。ご家庭で十分に話し合った上でお通いの教室にお声かけいただければ,教室担当者がご相談に乗ることができるかと思います。いつでもご利用ください。

さて,上記のような政策上の変化のほかに,昨年からは「進学指導重点校」とよばれる7つの学校や進学重視型の単位制高校3校の入試が,それまでのグループ作成から以前の学校独自問題に戻るという大きな変更点がありました。グループ作成は志望校変更などの際に困らないように,という意味合いもあったわけですが,運用がうまくいかなかったこともあり,もとに戻された形ですね。ただし,都立中高一貫校5校に関しては変わらずグループ作成を継続しています。また,その中高一貫校も,現中1あるいは新中1の学年から高校募集がなくなることが発表されています。

学校独自問題が共通問題と異なる点といえば,何よりもその問題のレベルの高さです。学校ごとに「このような問題が解ける生徒に集まってもらいたい」という意識のもとに作成していますから,決して易しい問題はありません。例えば英語の長文の量は,共通問題が1400語弱であるのに対して2200語から3000語程度のものとなっています。かなりのボリュームです。まずは英文(もちろん国語の長文も)を読むスピードが速くないといけないということですね。自校作成校を目指す場合は,今から日常の学習にスピードを意識することを付け加えていきたいですね。

都立高校入試に限った話ではありませんが,近年の入試では「記述問題」が増加傾向にあります。1つには2020年の大学入試改革が念頭にあるのでしょう。思考力と記述力を兼ね備えた生徒を求めているわけですね。今年の都立入試にも如実に表れていました。

何年か後にやってくる高校受験ですが,新中学1年生の皆さんからは都立入試に英語のスピーキングが追加されます。新中学2年生や3年生の方々にとっても,大学入試において加わってくるスピーキングに関しては,My-ETなどを利用して,積極的に対応をしていきたいと思います。

高校入試あるいは大学入試に向けて,今から計画的な家庭学習を習慣化させ,一緒に頑張っていきましょう。

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