2019.8.8

【2019年7月号(抜粋)】夏休みは公立中高一貫校受検生の天王山!

公立一貫コース受検生にとって天王山ともいえる夏期講習がまもなくはじまります。6月30日(日)実施の第二回公開模試により、より課題がクリアになった状態で臨むこととなります。目標意識をもって初日を迎えましょう。

さて、夏期講習では、今まで単元ごとに学習してきたことをもう一度基本から総復習し、それらを実践練習を通し相関させることにより、得点力を上げることが1つの目標です。それと夏から本気で取り組みたいことは、問題を迅速に処理していく、つまり解答のスピードをつけていく訓練です。特に算数系の試験では、本番の試験や模試でさえ、試験時間が余ったという声を生徒からほとんど聞いたことがありません。みんな口をそろえて時間が足りなかったといいます。つまり、時間が足りないのは当たり前、その足りない時間内でいかに得点できるかが、公立一貫校の入試の攻略になります。そのためには45分という時間を体で感じられ、どの問題にどのくらい時間をかけるかなどの時間配分が自然にできるようにならなければなりません。

また、本番では当然、難問、奇問も出題されます。そういった問題を飛ばせるか否かも鍵になりますし、空欄にし、他の問題に時間を割いて得点アップを狙うのか、多少時間を使えば部分点を得られるのか判断も、数点勝負の入試には必要になってきます。夏期講習では、これらを克服するために、入試と同等の解答用紙を使用し実践練習を何本も行います。

そして、それを重ねることにより、解答用紙の使い方や時間の長さを体得するとともに、人に見せることを前提とした解答用紙の作り方を学習します。また、いつも同じ様な間違いをしていないか、同じ傾向の問題でつまずいていないかなどを分析することにより、弱点の発見と強化を行うことができます。

国語系においても解答用紙を用意し、本番を意識した演習をしてもらうこととなります。短期間に連続して演習を行うため、普段よく繰り返してしまうミスも自覚しやすく、直そうという意識が強くなります。また各回で1つ、作文が課題として出されます。これは夏期講習期間を活用して、短期間に様々な出題パターンに慣れてもらうことが目的となります。かなりハードな内容になりますが、しっかりこなせれば格段と対応力が身に付きます。読解問題においても作文においても共通して言えることは、とにかく設問条件に対して正確に答えることです。それらが今まで身についていなかった場合も、講習会のような期間で毎日指摘されることで少しずつ身についてくるものです。

ご家庭では、主に、うまく書けなかった作文の書き直しに重点を置いていただければと思います。様々なパターンを経験しても成功体験となる作品ができていなければ、同じことの繰り返しとなります。指摘された箇所に注意して完成形を書き上げましょう。

受検生にとって勝負の夏であり、また過酷な夏でもあります。ご家庭でも、受検に向けて全力を注いでいるお子さんに暖かいご声援をよろしくお願いいたします。

執筆者:亀戸教室 為積 幸太

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