2019.12.26
【2019年11月号巻頭(抜粋)】勝ち負けを超えたラガーマン・スピリットに万歳三唱!
早友学院 学院長 髙久 富司夫
最近は政治でも経済でも自然災害でも国民にとっては嬉しくない驚くべきことばかりがニュースになりがちですが、それらとは真逆の嬉しい驚くべきニュースがこのごろのメディアを賑わしています。それはいうまでもなく、ラグビーのワールドカップで、日本代表が初めて世界の8強に仲間入りしたことです。従来は世界の強豪に力負けしていた日本チームですが、今回は強豪相手にも当たり負けせず、“オフロード”パスで、攻撃を展開し、得点に結び付けていることにラグビーファンは唖然とし、そのゴールに感動しています。
ラグビーの場合、3年以上その国に居住してラグビー競技で活躍していれば、代表資格を得ることができるということで、今回の日本チームには15人もの外国出身選手が含まれています。チームの主将はニュージーランド出身のリーチ・マイケル選手で、“We are ONE TEAM!”のスローガンのもと、日本生まれの選手達とスクラムを組んでいます。これはまさに、「ダイバーシティー(多様性)」の勝利です。チーム一丸となって、各選手が自らが定めた“チームを勝利に導くそれぞれの目標”にコミットして成果に結びつけている様子は早友学院の受験生にとっても、大きな刺激になるのではないでしょうか。
すでにご承知のごとく、学院の各地域教室はさまざな学校に通う多様性に富んだ児童・生徒達が“ONE TEAM”として、「勉強の好きな子どもが多い街づくり」のスローガンに呼応し、それぞれの学習に邁進しながら、目標とした自分の志望校合格をめざしつつ、友人達と切磋琢磨の日々を過ごしています。そうした子ども達にとって、今回のワールドカップ出場選手は、いろいろとお手本を示しているようです。
たとえば、台風19号の影響により、岩手県釜石市で開催予定だった複数の試合が中止しになりましたが、カナダチームは釜石市に残り、被災した建物の清掃作業を手伝いました。また、ナミビア代表は宮古市に提案して、地元を元気づけるファン交流会を行いました。「素晴らしいボランティア活動!」として世界に発信されています。
災害列島日本では、明日は我が身ですから、学院生には被災者への思いを寄せる心と、今日安心のうちに学習できる幸せを大切に感じて欲しいものです。そして、勝ち負けを超えたラガーマン・スピリットに万歳三唱!です。
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