2020.1.9
【2020年1月号巻頭(抜粋)】あけましておめでとうございます
早友学院・学院長
髙久 富司夫
学院生のご家庭では、今年もご家族一同、楽しいお正月をお迎えになったことと思います。
昨年は、日本各地で様々な自然災害が発生し、将来に不安を抱いた方々も多かったようです。今年はそうしたことが起こらないようにと願うばかりですが、なにはともあれ、令和2年の元旦にあたり、皆さまのご多幸を心よりお祈りする次第です。
さて、受験生の皆さんにとっては、入試の日も間近に迫りつつあり、まさにスタートの号砲を待つ心境でしょうが、いたずらにあせることなく、最後まで、自分の全力を出し切るための追い込み学習に取り組み、志望校合格を実現しましょう。
ところで、昔の人々はよく“一年の計は元旦にあり”といったものです。これはいったいどうゆう意味なのでしょうか?
実はこの言葉は省略されていて、「一日の計は朝にあり、一年の計は元旦にあり」というのがフルセンテンスです。つまり、すがすがしい朝の間にその日一日の計画をしっかり頭に描いて行動に移すことの大切さを語っているわけで、同様に、新しい年の元旦、つまり、一年の始まりの日に、その年の計画を、めいめいが自分の頭に描いて新たな気持ちでスタートを切ることが大切ですよ!と諭(さと)しているわけです。
昨年から大学受験の制度変更にともなう混乱で話題沸騰ですが、これは国の政治や政府が一年の計を明確に描かず、受験改革に対応してきた結果です。本当に困ったことですがご安心ください。早友学院ではどこまでも子供達の将来を見つめ、単なる受験勉強(小手先の学習)ではない学問の領域まで、子供達の学習意欲を向上させ、一日の計、一年の計が無駄にならない教育を今年も推進してまいります。変化に強い学習です。