2020.4.10
【2020年4月号巻頭（抜粋）】それぞれの志望校をめざした高校受験！今年もがんばりました!!
今年の４月から晴れて高校生になる皆さん！それぞれが受験学習に取り組み、志望校の一つに合格できたことを心からお祝いします。しばしの休息の時を楽しく過ごしてください。そして、新たな気持ちでそれぞれの入学式と新学期に取り組んでください。
さて、高校生になると今度は多くの皆さんにとっては大学受験が、新たな目標となるのでしょうが、高等学校は大学受験のための予備校ではないこともしっかりと心に刻んでおきましょう。
学校教育法では、“高等学校とは中学校における教育の基礎の上に、心身の発達および進路に応じて、高度な普通教育ならびに専門教育を施すことを目的とする学校である”ことが明記されています。そして、高校にはさまざまな職業学科や専門学科を設けた学び舎もあり、社会人として独り立ちするための多種多様な学びの形態が用意されています。
というわけで、中学校が大人の入り口に立つための学習の場であるとすれば、高校は新たな大人としてのデビューに備える場です。ですから、大学をめざす目標があっても、高校生全体に求められるのは大人の一員としての明確な自覚です。昔から“いつまでもあると思うな親と金”という言葉があります。高校生諸君はこれを自立の心を養い、浪費をしないという大人への旅立ちを促す激励と受け止め、両親に感謝しつつ、日々の勉学に励んで欲しいと願っています。
