2022.12.22

【2022年10月号巻頭(抜粋)】がんばりました! がむしゃらな学習の夏

今年の夏も連日の猛暑が続くなか、早友学院の夏期講習にたくさんの児童・生徒が参加し、涼しい教室環境の中で、学力強化や志望校合格をめざす“がむしゃら”な学習プログラムに“熱く”取り組みました。

ところで、“がむしゃら”とはどのような意味でしょうか?手元の辞書を調べてみると『血気にはやり向こう見ず』であることとか、『むちゃくちゃに振る舞うこと』とでています。そして、この言葉を漢字表記すると我武者羅と書きますが、これは後世の当て字で、言葉の由来は、我無性(がむしょう)や我貪り(がむさぼり)から発音が転じていったとされています。興味のある人は広辞苑で調べてみてください。何か気づいたことがあったり、わからないことがあったら、インターネットの検索にたよるのではなく、辞書を引いたり文献を調べたりする寄り道も学習の可能性を大きく導き出し、知識の扉を広く開けてくれるきっかけになるものです。

余談になりましたが、がむしゃらな勉強(つまり、理屈をつけずにめちゃくちゃに取り組む勉強)と寄り道する勉強は自分の視野を広げる意欲的学習の両輪となるものです。では今年の夏、学院生は何のために、“がむしゃら”に学んだのでしょうか?お母さんやお父さんに勉強しなさいと言われたからでしょうか?はたまた、だれにも負けない成績のよい子になりたかったからでしょうか。

そうした考えが少しはあったかもしれませんが、学院講師達が学院生から感じた熱気の多くは、目標に向かって苦手を克服することや、より多くを学びたいという向学心です。それは他人との競争よりも、自分自身と向き合う勇気であり、自分自身を昨日よりも、今日よりも、明日はもっともっとピカピカに磨き上げようとする意気込みです。

人間はだれでも怠け者の側面があり、手入れをせずにほったらかしにするとすぐ錆(さび)つきます。今年の学院生は夏期講習を通じ、そうした錆とりがしっかりできたと思います。つまり、受験生それぞれは、まだまだ自分は自分にチャレンジできるという自信を実感しているはずです。自信というものは自分の達成感に裏打ちされているものですから、単なるおまじないとは異なる『底力』です。

というわけで、我々学院講師一同は、来年の志望校合格に向けて受験生各自がよいスタートを切ることができたと確信しています。

早友学院 学院長 髙久 富司夫

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