2023.11.1

【2023年10月号巻頭(抜粋)】受験生にとってご家族の協力がなお一層必要な時期になりました

今年は野球のWBC、ラグビーのフランスW杯、バスケットボールW杯などの開催の年でしたから、運動・スポーツへの関心が高まりましたね。私も日本のプレイに一喜一憂し、喜びや悔しさを全身で表現するほど夢中になりました。そのうえで、運動・スポーツがもたらすものとして、「勝利にのみ喜ぶのではなく、相手の存在を見失わずにフェアプレイに徹し、試合を成立できた喜びを相手と分かち合うこと」が大切であると再確認しました。

昨今は運動・スポーツにかぎらず一般に、受験もまた競争意識の連続です。ですから、「負けてなるものか!」と頑張る子ども達の精神はストレスだらけになります。

そこで大切になるのが体調管理です。とりわけ秋から冬に向けては入試への緊張が日増しに強くなってゆきますから、子ども達の健康管理にはご家族のサポートが欠かせません。新型インフルエンザの感染が広がっていますので、マスクの着用、手指のアルコール消毒などの基本的な感染予防にご協力ください。また、予防接種や就寝時の加湿器の活用等、転ばぬ先の杖となる対策をぬかりなくお願いします。

この時期は各志望校の学校見学や説明会が行われますから、できるかぎり参加して、自分の志望する学校がどのようなところかを実感し、今自分がベストと考えている志望校が『本当に自分に適しているかどうか』等の見極めも含め、よりよい志望校選択に役立て、受験へのモチベーションを高めてゆきましょう。

ところで“運動・スポーツにかぎらず受験もまた競争意識の連続”と述べましたが、運動でも学習でも、本当の競争相手は他人ではなく、実は自分自身なのです。ですから、自分自身のさまざまな課題にしっかり向き合って弱点を克服していくチャレンジ精神が活発な間は学習の成果を実感できて心も弾むのですが、真の競争相手が自分自身であることを見失いはじめると、他人の成績ばかりが気になりはじめて、学習の成果が実感できなくなります。

しかし、心配ありません。長丁場の受験学習では、誰にでもときどきこうしたことが起こるものです。そんなスランプに陥ったおりは、すぐに教室の先生に相談しましょう。学院の講師陣は受験学習指導のベテラン揃いですから、適切なアドバイスでスランプを必ず脱出させてくれます。
 もっともこうしたスランプに陥らない学院生もいます。そうした児童・生徒に共通するのは、『将来、自分は○○になりたい』という明確な目標をもっていることです。彼等は自分のゴールに向かってこつこつと学習を積み上げる習慣が身についており、いつも自分の生活リズムを崩さずに励んでいます。皆でおおいに参考にしましょう。

早友学院 学院長 髙久 富司夫

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